【最高傑作】TCX DARTWOOD GORE-TEX【これ以外要らない】

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東京都庁前にて

市場には沢山のバイク・ライディングブーツ、シューズが出ているがその中でも個人的に最もおススメなライディングシューズ(カジュアルなスニーカータイプ)を紹介していく。

これから購入しようとしている人、何か良いライディングシューズはないかと探している人の助けになれば幸いだ。ぜひ最後まで見ていってほしい。

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TCXとは

TCX社のコーポーレート動画

1982年にイタリア北部で創業し、最初は軍用ブーツの製造を手掛け、その後有名バイクブランドのOEMを経て、自身のブランドのTCXを開始。高いファッション性と安全性が世界中のライダーから評価を得て、愛され続けているブランドである。

※OEMとはデザインはブランド側が提供し、製造をメーカー(工場)に任せるという形式。世の中には数多くのOEMメーカーが居て、それであまたのバイクブランドの商品が成り立っている

安全性を追求する先にあるブランドの確

TCXが世界中のライダーたちに愛される理由
それはクラッシュ時の衝撃から、足を守る安全性と
足首の動きを制限しない快適性の両立にある。

TCXはライディングブーツとして世界初の国際特許を取得した T.C.S.®️(トーションコントロールシステム)を採用したブーツを発売。

このシステムがライディングブーツ界にイノベーションを起こし 瞬く間に世界中のシェアを獲得した。

TCXの進化と真価

世界中から愛されるTCXには更なる安全性を追求し、
イノベーティブなブランドであり続ける責任がある。

オートバイ用ブーツシューズとして、
ヨーロッパ初の「CE規格」を導入。
現在でも数多くのライディングギアブランドが
OEMを依頼していることも信頼性の高さをうかがえる。

※ダイネーゼ、BMW、トライアンフ、ドゥカティ等

引用元 https://www.daytona.co.jp/special/tcx/about/

シンプルにまとめると、TCXはシューズ専業メーカーとして長年製品開発を続け、今も有名バイクブランドのシューズをOEMで作り続けている。なのでもしかしたらあなたが今履いているシューズもTCX社が作成したものかもしれない。安全性に特化するだけでなく、ファッション性にも特化している唯一無二のブランド。見た目だけでなく安全性も捨てたくないライダーたちにおススメの企業だ。

TCX DARTWOOD GORE-TEXの特長

  • アッパーがフルグレイン牛革を使用
  • シューズ後部にリフレクターパイピングを完備
  • Zプレートシャンク(押しつぶす力に強い)
  • くるぶしにD3O®(衝撃吸収力の高い軟質性高機能素材)
  • 補強材(中をぶった切ってないので確証はないが、つま先/かかとにカップが入っていると思う)
  • GORE-TEX®防水透湿メインブレン (防水力めちゃくちゃ高い)
  • OrthoLite®インソール (スポーツシューズにも採用されるレベルの歩きやすい中敷き)
  • サイドZIP (脱着がラクチン、脱げる心配もなし)
  • 靴ひも固定用バンド (バイクに乗る上で紐がペダル類に絡まる心配が不要)
  • アウトソールがgroundtrax® (滑りにくいアウトソール、そこから見えるZプレートの赤がお洒落)
機能モリモリ盛沢山。ラーメンのトッピング全部乗せのような感じだ。

メーカー記載のメリットはこのような感じ。非常に盛沢さんだ。下記ではこられをふまえておススメできるポイントを記載していく。

DARTWOOD GORE-TEXのおススメポイント

1. フルグレインレザーを使用し、圧倒的重厚感のある見た目

フルグレインレザーとは簡単にいうと人の手、加工が入っていないレザーのことだ。一般的に革のアイテムでシボ感(表面の凸凹感)を綺麗に出すためシボが均一になるように加工がされている。しかし加工でシボを綺麗に入れる事で均一になりすぎて雰囲気が出ない仕上がりのものが多い。(逆にそれが工業製品としては正解なのかも)そこであくまでも天然にシボが入っている状態、部分を使用することで加工では出せない不揃いなシボ感があるからこそ本物の革、レザーアイテムとして一歩上になる。さらに加工されていないことでより革自然の質感、表情を楽しむことが出来、加工品よりも経年変化の際により味わい深い色艶のある一足となる。

約二年近く、ほぼ毎日着用しているのでヨレては来ているがまだまだ履けると信じたい

2. 見た目全振りじゃなくて、安全性も高水準

ヨーロッパでオートバイ用シューズとして販売するためにCE規格と取得するほどの安全性能を有している。その試験内容は様々で転倒時の足の擦れに対しての強さ【耐摩擦性試験】鋭利なものに対しての強さ【耐カット性試験】転倒時に車体に挟まれた際の強さ【横剛性試験】などにおいて高い保護レベルを有している。具体的には上記で説明したZプレートやくるぶしに仕込まれたD3Oのパッドなどがその役割を担っている。このようにただ見た目に全振りしたアイテムではないのが凄いところ。実際バイクに乗っていると圧倒的に走行中の転倒、アクシデントよりも駐車場での取り回し、低速でのUターンやガソリンスタンドに出入りする時に立ちごけ、転倒してしまう事が多いと思う。そんな時に一般的なスニーカーを履いて、もしバイクと地面に自分の足が挟まれたら、良くて打撲悪くて骨折まで行ってしまうかも。しかしこういった防御力の高い靴を履いておけば、あざが出来る位で済むかもしれない。すべての人に強制はできないが自分は幸いにもこの靴のスタイルが最高と思っているので、カッコよさと安全性を同時に担保できるこのシューズを今後も履き続けれるだろう。

3. GORE-TEXメンブレンを使用し、圧倒的な防水性能がある所

以前このシューズを履いて雨の日の高速道路を80キロ、およそ降水量4,5㎜のなか1時間強走行したことがある。その際は上下セパレートタイプのRSタイチのレインウェアを着用し、上半身下半身は完全装備だった。なお靴に関してはカバーなど使わず、これのみだったので当然びしょぬれになった。しかしそこはGORE-TEX。靴内は全く濡れていなかった。しかも高速道路だったので走行風もあり、シューズ内の湿気は完全に外に放出され湿っていることもなかった。これにはマジでビックリした。この経験があって防水性能が必要な商品はもうGORE-TEXを使用したものしか買わないと心に決めた。あとなにげにRSタイチのドライマスターもやべぇと感じた。大げさな表現に聞こえるがはっきり言ってレインシューズ要らずだ。すくなくともレインシューズカバーなんてものはこのシューズには必要ない。

4. サイドジップ付きで脱着楽々、しかもインサイドについているので見た目もスッキリ

くるぶしまでしっかり覆うハイカットタイプの靴はとても履きづらい、そんなことを思う方も多いだろう。だから世の中にには再度にジップを付けたモデルがたくさんある。このDARTWOOD GORE-TEXもそれらと同じだが違う点がある。それはインサイド(靴の内側にジップがあること)とニーグリップの際、車体に傷がつかないようファスナー引手を保護するタブが付いていることだ。ジッパーが付いていることは何も悪いことじゃないが、それがぱっと見える部分にあるだけで途端にダサく見える、マッジクテープ付のバリバリスニーカーに成り下がってしまう。(個人の感想です)なので内側についているのはかなりポイントが高い。しかしバイク乗りに関しては車体に接する内側に金属、プラスチック製のものが来ていると車体と擦れて傷の原因になると懸念してしまうが、このモデルに関しては心配無用だ。しっかりとファスナーのムシ部分、引手部分にカバーを付けてその不安を解消している。この辺りは長年多くのバイクブランドのシューズを製作してきたTCX社ならではの気遣いだ。もうイタリアの方に足を向けて寝れない。

ジップは安心と信頼のメグロならぬYKKだ

5. 見た目がカッコイイ、一見バイク用シューズに見えない所が最高

おれは自称ミニマリストだ。バイク用と普段用のシューズを使い分けるという面倒なことはしたくない。一般的にバイク用シューズといえばこんなものが多い。

プラ器具でパッチンタイプ
ダイヤル回してギュギュっと締めるタイプ

もちろんこれらも理にかなっているし、素晴らしい商品だと思う。しかしこれを着用して観光地、ましてや原宿とか歩けるか。と言われれば答えはNOだ。(個人の感想です)いかにもバイク用ですという匂いがプンプンしているし、何より足元はまず人に見られるポイントだ。そこを妥協するのは得策か、いやそうではない。そんな訳で俺は普段、バイクに乗らない時も使用している。これでどこでも行く。選択肢が減るというのは一見デメリットが多いと思うが、個人的にはそれ以上にメリットが多いと感じている。多すぎる選択は時間、思考力の無駄。これを機にみんなもバイク用のカジュアルシューズはこれ一本に絞ってみてはいかがだろうか。

DARTWOOD GORE-TEXの気になるポイント

ここまでべた褒めだが、このシューズにも個人的に気になるポイントがいくつかある。もはや重箱の隅をつつくようなレベルだが一応記載しておく。

1. 履きぐちの内側の生地がなぜかチェック柄

動画でも述べているが、なぜここがチェック柄なんだと思った。着用していて周りから見えるポイントではないのでそこまで気にならないかもしれないが、個人的にここは奇をてらわず、無地で良かったのにと思うポイントだ。

生地自体はフリースっぽく微起毛なので当たり心地は良いのだが

2. 赤の一線。謎の赤色ステッチがある

このモデルはほぼボディと同色の色で縫われているのだが、一か所だけ赤色を使ってアクセントなのか縫われている部分がある。まぁほどんど気にならないけどどうせならここも同色で縫ってほしかったというのが本音である。

黒一面のボディに映える?!赤のステッチ

3. 防寒性はそこまで高くない

冬の期間もこれを着用し、走行した感想。気温10℃前後であればまだ少し寒いなと感じるくらいだが、5℃を下回ってくると、通気性の良さがあだとなり足全体がかなり冷えてくる。基本的に空気は暖かいほうから冷たいほうへ流れるので自身の体温、湿気も含む暖かい空気の層がどんどん外気温が寒いと流れていってしまう。なのでやはり厳冬期にバイク乗るにはフルレザーで外に空気が逃げない、逃げにくいログブーツが防寒的には最強なのは間違いない。

まとめ

DARTEOOD GORE-TEXは安くない商品だ。しかしそれに見合った見た目と保護性能を有している。現時点でこれ以上に自分のベストマッチな商品は出てきていない。おそらく今後も出てくる可能性は非常に低いだろう。それほどまでにこの商品は自分の好みとマッチしている。いつになるかわからないがもし現在履いているこのシューズが壊れた(履けなくなった)時は間違いなくもう一度同じものを買うだろう。それくらい完成度が高く素晴らしいシューズが【DARTWOOD GORE-TEX】だ。

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