【YAMAHA YZF-R7】レンタル試乗インプレ詳細【ミドルクラスSS】

車両紹介
東京 原宿の巨人の壁にて

2022年に鮮烈デビューしたヤマハ発動機が製作した新時代のミドルSS。

全国でもレンタル出来るところが少なく、まだ試乗・レンタル出来ていない人が多いと思う。そんな人のためになるよう動画と記事を作成していく。購入を考えている人の一助となれば幸いだ。

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この記事の目次(クリックでジャンプ)

YZF-R7ってどんなバイク?

“YOUR” Super Sport
“YOUR” Time

エネルギッシュに、マイルドに。
昂ぶりと静けさの間を行き来する、ライダーの心。
YZF-R7は、心の動きに機敏に追随する。
スーパースポーツと呼ぶにふさわしい運動性能の高さと、幅広いスキルのライダーが乗りこなせる扱いやすさ。
遠い誰かのものじゃない。
YZF-R7は“あなたのための”スーパースポーツ。
ワインディングでも、サーキットでも、力強く加速し、軽やかにコーナリングする。

ヤマハ発動機株式会社 公式HPよりhttps://www.yamaha-motor.co.jp/mc/lineup/yzf-r7/feature.html

毎日乗れるスーパースポーツって所だろうか。

個人的にR7がどういったバイクかを述べると、

  • めちゃくちゃカッコイイ外観のレーシーなバイク
  • 車重も軽く、取り回しもしやすい
  • 270度位相クランクによる一般的なパラツインとは違った排気音、サウンドが楽しめる
  • 上記によってパラツインとは異なるトラクションフィーリング、なんかワクワクする感じ
  • ポジションがめちゃくちゃキツイバイク、はっきり言って腰痛持ちが毎日のったら確実に悪化する
  • 二気筒エンジンでこんなにスリムだが、意外に足つきはしっかりと両足つくには175cmは必要
  • 688CCという絶妙な排気量、73馬力で普段使用には十分なパワー 高速であればちゃんと回せる
  • SSタイプには珍しくレギュラーガソリンでOK ガンガン回して燃料使ってもお財布にやさしい

見た目がガチSSでポジションもしっかりSSしている、しかし車両性能的には強力過ぎなく、初心者でも比較的扱いやすいパワー感だ。メディアの息がかかったようなインプレでは初心者におすすめとかかれているが、個人的には両手放しでおススメは出来ない。いくつかの状況があてはまったら初心者の方にもおすすめは出来ると考えている。それに関しては後述していく。

動画では触れていない足つきについて

下記5秒程度の動画を見てほしい

これくらいの身長だとサスを沈み込ませても両足の裏が完全につくことはなかった

俺の身長は173センチでこの時は靴底が約2.5センチのスニーカーを着用している。

YZF-R7のシート高は835mm 公式HPでアピールしている通りミドルクラスにしては異常なくらい車幅が細く、なかなかなスキニープロポーションである。ならばきっと足つきも良いかと思えば、さすがそこは絶望のシート高。一般的日本人男性の平均身長では100%足(足裏)がついているとは言えない足つき性となっている。小柄な女性のインプレ動画、記事も探せば出てくるが足つきは悲惨な状態になるのは容易に想像出来るだろう。

ただR7はヤマハがめちゃくちゃ気合を入れて作成したモデルだし、車重は可能な限り軽く、前後バランスも最大限まで突き詰められていると思うし、はっきり言って取り回しはめちゃくちゃ簡単、セパハンでハンドルがそこまで切れるってことはないがこの車重とバランスがすべてカバーしている気がする。

ハンドルを握らずとも簡単にゆらゆら出来る車重の軽さとバランス感

動画では触れていないYZF-R7の知られざるメリットについて

夕焼けと美しいYZF-R7

様々な方がいろんなYZF-R7のインプレ動画、記事を出している中、恐らく気づいたのは俺だけであろうこのバイクの知られざるメリットをお伝えする。

それは全幅のスリムさだ。

全幅はミラーを除いて、車両で一番横幅が出ている所なので多くのバイクはハンド幅がそのまま全幅になることが多いと思う。そしてこのYZF-R7はセパハンタイプで垂れ角も結構ある。

なおYZF-R3は全幅730mmでYZF-R1に関しては脅威の690mm

全幅(今後は車幅と便宜上書いていく)がスリムだと何がいいか、よく言われるのはニーグリップがしやすい、それによって人馬一体感が出やすいとか倒しこみ、切り返しがし易い等があると思う。もちろんそれもあると思う、それらに付け加えて車幅がスリムなことによって一般的な大型バイクに比べて、圧倒的に駐車、保管できる場所の選択肢が増えるということを声を大にして伝えたい。

何せ日本は土地が無い、都心に近づけば近づくほど原付50ccを除いてバイクの駐車場所、保管場所が少なくなり、それのせいでバイク購入を躊躇している人も多いと思う。実際にこの車両をレンタルした時にこの車両売れていますか?と聞くと保管場所が決まれば買うと言っている人いますよ。と話してくれた。

しかもこの手のSSタイプのバイクはミラーも簡単に手で曲げれる、たたむことが出来るのでちと手間だが駐車、保管の際は畳むようにすれば月極、時間貸しともに止めれる所を探し出すのは決して難しくないだろう。実際に俺は駐車場で横幅700mmの所に止めれるか挑戦してみたが難なく駐車することが出来た。(実際はミリ単位で白線を跨いでしまっているので、隣のバイクにぶつけられないよう、駐車場の規約違反にならないよう注意が必要だ。)

運転している時だけなく、駐車している時もこのような素晴らしいメリットがあるYZF-R7恐るべし。

おすすめなのか、おすすめしないのか

この結論は動画でもお伝えした通りになるが、個人的には下記の前提条件、状況の上でおススメさせていただくとする。

以前似たようなポジションのバイクに乗っていた人(CBR250RRとかGSX-R125等)

バイク自体初めて乗る人(乗車姿勢に関して偏見がない人)

ポジションがキツイのを覚悟の上で乗る人(すでにネイキッド等乗っている人で)

素晴らしい車両なのでもちろんおススメはするが、このような条件というか前提がある上でおススメさせていただくことにする。メディアやかわい子ちゃんたちの

YZF-R7ちゃん(クン)カッコイイ♡パワーがあり過ぎないでフレンドリー、乗りやすい♪

っていうインプレを鵜呑みにせず、まずは跨ってみて、可能であれば試乗してみてほしい。リーズナブルな100万円を切る価格ではるが、結局乗り出しは100万円超えちゃいますからね。このポジションに耐えれるか、きちんと考えた上で購入してほしい。とはいってもバイクなんて趣味のもの、気に入ったらとりあえず買うのが良いと思う。そうして二輪業界もさらに活性化、盛り上がっていくだろうし。

一般道でこれはやり過ぎだけど、ツーリングバイクと言われるYZF-R3に比べてどれだけハンドルが低いかよくわかる。

まとめ

YZF-R7は強烈過ぎない馬力、パワーとスリムな車体と素晴らしく軽量で毎日乗れるスーパースポーツだ。しかし足つきとライディングポジションはかなり人を選ぶから、本当に毎日乗れるかどうかは乗り手による所が大きい。

そうはいってもこのプロポーションとリーズナブルな価格、取り回しのしやすさと駐車場所に困らせない車両特性は他のバイクにはない大きなメリットだ。

おススメする人の前提条件、状況もあるので、巷にあふれているインプレに惑わされずぜひ購入前には一度跨って、乗って、運転してみてほしい。

今回の記事は以上となります。最後に自身のYOUTUBE動画を置いておきますのでぜひご覧ください。

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